協力と競争による共創
進捗を可視化することができ、仮説と検証のサイクルをまわしつつ、自分を自分で統制している感覚を持てると、人は自ら創意工夫をするようになる
MBO(Management By Objectives through Self Control) の本質はこんなところにあると考えています
これは、まさしく、ボート部時代に体験したことでもあります
1.毎日記録をとること
2.月1回の体力測定
3.成果の発表大会
これらの仕組みや仕掛けによって、メンバーは自主的な知恵の獲得と自分でやってみる主体性を獲得してゆきました
リクルートにおいても同じことが起きていました
売り上げの競争が激しくなされていました。とにかく、人と比較される毎日です。一方で、課同士の競争もありますので、課の中では他の人のサポートをします。課の中には、「全員で勝とう!」という雰囲気があふれていました
そして、部同士も競争しています。なので、課を超えた部内での協力もあります
さらには、広告を出向される企業と読者というお客様に喜んでいただき、選択肢の豊かな世の中にしてゆこうという会社全体の目的に向けて全社が協力しあうという状態になっていました
この状態になると人才は自ずと育ってくるようになるのですが、この状態をつくることは容易ではありません
1.自分で考えて動ける人が一定以上必要ですし
2.全体を統一するような、全員が参画したくなる目的(理念)
3.健全な競争のベースとなる進捗を可視化する指標
4.協力しあう信頼関係や人間関係、組織風土
PS
こうやって見てゆくと「ビジョナリーカンパニー2(Good to Great)と重なってきます
1.については、第5水準のリーダーシップやバスに乗せる人を先に決めるにあたります
2.3は ハリネズミの概念
4.は 規律ある文化にあたります
そして、全体として一つひとつが相互に影響しあって、好循環をつくりだすようになるとGreatなCompanyになるということですね