事業継承者にとって有効な手段

人間力ーそこにどう火をつけるかの整理をしていて思いました。

経営者の仕事は、数字と事例をもとに仮説を立て、現場に足を運び仮説を検証し、事例を活用して、方向を指し示してゆくことが良いのではないか と

2代目や3代目の事業継承者には、創業者にない利点があります。

創業者のような権威(カリスマ)がないので、横から目線の組織化ができるのです。

仕事の進め方についても、こうでなければいけないという強い思い入れ(時として思い込み)がないので、状況の変化により、かつてと変わりつつある現場で顧客に支持されている方法を素直に受け入れることができる。

自分自身役割はメンバーの力を結集させることだと理解すれば、自分や他者にスーパーマン的活躍を期待して、がっかりすることがない。

個人には本人が自ら設定した目標の達成を要望しつつ、

横の連携をつくり、集団力を生み出してゆければ良い。

これは、社内では自分以外にやろうとする人はいないので、仮説検証を高密度に積み重ねてゆけば、社内では自分が第一人者になれる。

そういう意味で、事例を活用して、方向づけをする自律自働の経営は、事業継承者のみならず、プロフェッショナル経営にとっても有効な手段だと言えるのではないだろうか。

 

社長!私たちもあの舞台に立ちたいです!!」という環境をつくること

毎日仮説を立てて振り返ること

検証された仮説を持ち寄っての横から目線のミーティングを

習慣化するまで強制すること

ここが経営者の踏ん張りどころですね。

独裁とは、自己満足と自己保身のためにメンバーを困悩苦から遠ざけ楽を与え続けるものだと言えそうです。

独裁制が機能しないのは、メンバーの精神が成熟しないからですね。

不安でも、苦しくても、どうなるかわからない状況に対しても、自ら立ち上がることが明るい未来をつくることにつながるということが言えるのではないでしょうか。

人間力