遠い夢と近い目標と

「あの舞台に立ちたいです」
自らの決意は強いですね。

私自身も1年生の時に全日本に参加させていただいて、このままでは終わらないぞと強く思ったことが、すべてのスタートでした。誰かにそうした方が良いと言われたのではなく、自分がそう誓ったのです。どんな動機で始まったにせよ、そう決意をした瞬間から世界が変わります。
ただ、それは遠すぎると意欲が続かないので、手の届く目標も必要です。
サッカーの世界には、以前からワールドカップは存在していましたが、遠すぎました。Jリーグができて、多くの子供達に身近な目標ができました。今、20代の選手は最初からワールドカップが身近な世代です。その前に選手権がある。

甲子園グランプリ

 
人が育つ組織をつくるのであれば、身近な目標から遥か彼方の夢まで、上には上がある、人生をかける甲斐があるという場、ゲームをつくることが有効です。

エスグラのみならず、居酒屋甲子園をはじめ、20近い甲子園やグランプリが立ち上がっています。

スポーツはもともとイギリスにおいて、戦争がない時の子弟の教育手段として発達したと言われています。
物質的に豊になった今だからこそ、
仕事でさえ、道にしてしまう日本ですから、業界を超えて、組織のあり方について、やりがいについてのTTPSグランプリが必要なのだと思いを強くしました。