11.描きながら話す

11.描きながら話す TTPSの原則シートの中ではちょっと異質な感じはありますが、私としては結構重視しています。ベトナムに行って、拙い英語を補ってくれたのは描いた図や”落書き”=サニーブラウンがいうところの”info Doodle”だったからです。字と同じく、上手い下手はあるかもしれませんが、重要なのは相手の理解に役立つかどうかです。描くことによって、何について話しているのか明確だったり、脱線がしにくかったり、相手がこちらの話に集中してくれたり、一緒に案をつくりあげてゆく感じがします。

スリーエムさんのミーティングソリューションでは、ポストイットと落書きの組み合わせを推奨されています。このセッションで最初に、隣の人の似顔絵を描くのはIDEOのTim BrownのTEDのスピーチでも紹介されています。
上手く描こうとするのではなく、あくまでも、考えるためのVisual言語の一つと考えれば良いわけです。字でも上手い下手を気にすることはありますが、だから書かないということはないですよね。声だったり、歩くのだって、上手くなくても気にせず必要だから使います。”Doodle”も気にせず使って、効果的に情報共有しようということですね。