2004年10月アーカイブ
一生かけて追い求めたい志や夢がある。
実現するためには力不足。現実は待ってくれ
ない。限られた時間の中で、力つけるために、
時間密度を上げよう。
時間密度を上げるのは、細やかなこころく
ばりである。具体的には3つのことをたゆま
ずにやる。
1. 予習と反省
2. 相手との正対
3. 書き尽くす
経験を体験にする。
綿密な事前準備が相手のこころの微かな変
化を敏感にとらえ、見逃さなくさせる。イメー
ジがあるからこそ、刻々と変化する状況に、
複数の打ち手を探し、的確な短いコメントを
瞬時に選び、伝えることができる。仮説を持
ち、真剣に取り組んだ後には、振り返って学
ぶことが多い。同じ時間を使っても得られる
量が違う。
こころの集中力を高める。
姿勢を正し、目の前にいる相手と向き合う。
一瞬たりとも気を抜かない。語られない真意
をこころで聴く。感じたことを伝える。ここ
ろとこころの無言の対話を通じ、深く出会う。
仲間が増える。
言葉にならない知恵を獲得する。
言葉にて語れることは全て書く。表現しき
れないところまでつきつめた時、深い学びが
ある。知恵をつかむ。
3つのことの実践に欠かせないものがある。
「自分の語ることを信じる」こと。継続には、
多大なエネルギーが求められる。自ら信じて
いるという実感が、聞き手の共感を呼び、自
分を支える動機になる。自分の語ることを信
じ、見つめる時、自然と目の前のことに集中
して時間密度はあがっている。
大学教授になりたかった。一人ひとりがリー
ダーという強い組織づくりがテーマ。ボート
からもらった。下積み期間が長いのが嫌で就
職をした。
まわりまわって、研究員という立場になっ
た。また、大学教授になりたいと思っている。
真理の追究と学びを深めるサポートの両方を
やりたい。ボート部のコーチをしていた。漕
ぎは教えない。ボートから何を学べるかを話
していた。技術より思想の方が大切。大学院
に通っている。テーマは変わらない。
私には確信がある。組織の強さは最も力弱
い人の心がつくる。組織の再生は、個人の心
の中からはじまる。リーダーの力は、メンバー
の心の反映に過ぎない。力をつけたければ、
一人ひとりに語りかける。平凡な個性が磨か
れて技となっていく過程を見ることを楽しみ
にすると良い。
一人ひとりが創造性を発揮して自分にしか
できない貢献をする時、組織が強くなる。強
い組織をつくるリーダーを育むために大学教
授になる。
「たとえ世界の終末が明日であろうとも、
私は今日りんごの樹を植える」※生き残りの
ために働くのではない。もっと素晴らしい何
かのために働いている。夢を語る時、現実か
らの逃避が心に忍び込む。リスクと向き合う。
目標から目を離さない。心が逃げている状態
が最大のリスク。
人間の勝負は潜在意識。ポジティブな想念
を持っとネガティブな想念が発生する。理性
が境界をつくる。感性はありのままをこころ
に映す。言葉は世界を分節化する。無邪気に思
いたい。もはや子供とは違う。恐れを知ってい
る大人だ。理論とイマジネーションを駆使し
て先回りしてリスクを最小化する。それでも
完璧はない。恐れは残る。
美に魅き込まれよう。うでを磨く喜び。失敗
は試行錯誤のプロセス。現実社会をより良き
ものにするために、自分を変えようと悪戦苦
闘している証。目標は方法。伸るか反るかのギ
リギリを狙う。心のエネルギーをふり絞る。今
この瞬間に力を出し切る。つき抜けた先を夢
見ながら。
※コンスタンチン・ゲオルギュ ルーマニアの作家
新しい一歩を踏み出す時、卒業が訪れる。
どんなにつらくても。
一緒にいた時の楽しみが多いほど、別れが
つらい。そのつらさを見つめる人だけが、一
瞬でも深く知り合うことに真剣になることが
できる。
深いレベルで知り合った時、多くのものを
学ぶ。創造が起きる。価値がうまれる。人生
は宇宙の137億年の歴史に比べれば、まばた
きをするような一瞬だという。だから、どん
なに別れがつらくとも、深く出会おう。もっ
と人間の素晴らしさに接する。
あなたに出会えて良かった。魂が触れ合え
た。悲しみが私の微笑の複雑さを増した。人
の気持ちが、もう少しわかるようになったの
かな。意味ある時間だったのですね。気づい
たのは後だけど。たくさんの貴重なものを頂
いた。今までなら見過ごしていたかもしれな
い。感謝の気持ちでいっぱい。思い残すこと
はない。だけれど、だけれども、涙は止まら
ない。こんなに泣き虫だったのだね。
またどこかで会おう。
ありがとう。
コーチとして人と関わってきた中で、感じ
ている危機がある。このままいけば、日本に
はこころの豊かな人が少なくなってしまう
のではないかということ。
自分の中に他者がいない。他の人に関心が
薄いというより、他者と深く関わった経験が
ない。世の中を好きな人と嫌いな人に分けて
好きな人とだけ関わって生きている。その
割には、好きな人とも深く関わらない。一人
で生きている。
サルトルは。「他者は地獄である」と言っ
た。他者と深く関わりあうにはエネルギーが
いる。世の中が貧しかった時、生きていくた
めに、嫌いな人とも、一緒にいなければいけ
なかった。皮肉にもこの葛藤が人のこころを
鍛えた。
豊かな日本では、もはや生きていくために
嫌な思いをする必要はない。しかし、他者と
の葛藤は人間性が磨かれる機会だ。あえて苦
労して、他者に踏み込むのはどんな時か。夢
や志という言葉が思い浮かぶ。しかし、夢を
持ちにくいと言われている時代だ。一体今何
ができるだろうか。
先日、本屋で立ち読みした本にこんなことが
書いてあった。
うまくいかない商売には、三つの余りがある。
余った人、余った品物、余ったスペース。1
0人分の仕事を11人でやると効率がとても
悪くなる。在庫は在庫を呼ぶ。何もない空間
は、なんとなく弛緩している。余ったものは、
よくない波動を出しているんだそうだ。
貢献と報酬のバランスにも同じことがいえる。
報酬の方が多かったら、慢心が生まれ、貢献
の方が大きかったが、不満が生まれる。隙間
に魔がさすのだ。が丁度いい加減になるよう
に、バランスを取って隙間をなくす。
忙しすぎず、暇すぎず、ちょうどいい感じで、
バランスが取れている。充実感ってそんなと
きに感じるんだなと、実感しました。
初めて会う人と、短い時間で濃密な対話がど
れだけできるか。スピードが要求されるこれ
からの社会で間違いなく必要とされる力だ。
良い対話とは、相手の状況、相手の興味、関
心を推しはかり、自分の興味や関心とすり合
わせてするものである。相手の経験世界や相
手の言っている文脈に沿う質問によって、相
手の好きなものを引き出せれば、それだけで
もかなり濃密なコミュニケーションが成立す
る。相手と自分が一体どこでつながっている
の強く意識しながら対話をする。その意識が、
いい質問を生み、対話全体をダイナミックな
ものにする。
コミュニケーションのコツはその人の奥底に
ある経験を引き出してくるところにある。そ
の人間がいちばん力を入れている部分に関心
を向ける。相手の苦労や積み重ねてきたもの
を掘り起こすような質問ができると、深まっ
た話ができる。
文脈を外さず、きっちりと織物を織っていく
ように対話する。3つ4つの質問によって、
こじつけでなく、きちんとした文脈の中でつ
ながりを明らかにしていく。自分の話をしな
がら相手の経験世界を汲み取り、うまく引き
取って、意味を発見・創造していく。
人は深い。コーチとはいえ、ここまで深い
内容を語られることに緊張した。怖くはない。
気が満ちてきた。私の生い立ちは悲惨だった
けれど、この人を支えるためにはそれだけの
経験が必要。今までの試練には意味があった。
出会いは転機。語られない先にある世界に
私が貢献できることが見えた。人は使命をこ
うやって悟るのかもしれない。この出会いは
その人にとっても、私にとっても人生の転機。
自分にできるだけの力がついたということか。
深い層での交流で人間関係の質が変わる。
これからはこの深さで活動しよう。新しいチー
ムをつくる。心の深淵の憂いに意味を見いだ
し、自分の人生の使命を知った人の集まり。
自分の無我夢中を引き出す環境。
尋常ではない高い目標が自然におけた。さっ
そく、仲間に語ってみた。こともなげに話せ
たし、受け止めてもらえた。このタイミング
で向こうから来てくれるご縁。あせらずとも
準備を重ねるうちに時は至るということか。


