「何ものにもましてわたしが自分自身に課しているのは、自らの考えに忠実に生きることである。だから、他の人々も、そうあって当然と思っている」

ローマ人の物語の中で気に入った表現がどこにあったかわからず探しているうちに他の人達の引用が目につきました。

「何ものにもましてわたしが自分自身に課しているのは、自らの考えに忠実に生きることである。だから、他の人々も、そうあって当然と思っている」

 

おおよそ、生きていれば考えの違う人と出くわす。

自分が自分に誠実に生きようとすれば、他の人にもそれを許容しなければ、弱肉強食になってしまう。ユリウス・カエサルが人気なのは、その寛容さを実践してきたからなのだろう。

 

 

カエサルは自らの治世の基本方針として「寛容」を掲げたが、これは単に相手を無条件に「赦す/受け入れる」ということではない。彼が寛容の精神を掲げたのは、恐らくこんな想いがあったからではないだろうか。

相手との「違い」を単なる「違い」と片付けず、何が違うのかを直視する

自分と相手との「違い」は何に根ざすものなのか、自分は何故相手と違う考えなのかを相手との対話を通じて問い続ける

そういったやりとりのなかで、相手との「違い」から自ら「学習/成長」し、相手との「違い」を乗り越えて共有できるものを見出す

相手との「違い」を不安と感じることなく、お互いを尊重し活かしていくことで結びついていく共同体を築くことで、社会の繁栄と安定を実現する

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