福津農園
ワールドカフェの最後に少し私の意見を述べさせていただいたのですが、
日曜日に伺った福津農園での体験から大きく影響を受けました
この農場は、不起耕が特徴の無農薬・有機農法です
慣行農法では、雑草を徹底的に排除します。そのために、除草剤を使うのですが、農薬を撒くことで土の中にいる微生物が死んでしまいます
そうすると土が痩せて化学肥料が必要になります
福津農園では、草を刈らない
雑草といわれている草には、太陽エネルギーを有機物に変え、水を保持し、微生物が生きる場をつくり、土を豊かにするという役割があったのです
この農園では、無駄な存在はひとつもない
雑草は、うけたエネルギーを独占するのではなく、光合成物質を根から放出して微生物に提供している、その微生物のいくつかは空中窒素固定をして、雑草に窒素を提供するという共生をしている
こうやって、雑草が蓄えた養分を使って、肥料をやらない農業を実現しています
独占せず、そこにあるものすべての良さを活かして、循環させている
それは、人間社会の進むべき道を教えてくれているように思います
誰一人無駄な人はいない
そう確信することが、経営者にとっても癒しになる
社会の一員として、より良い社会を実現する一翼を担わせていただいていると思えばお客様にも、社員にも感謝ができて、喜んで奉仕ができる
一方で、他者は競争相手で、勝か負けるかだと思っているといつかいらないといわれるのではないかと怯えていなければいけない。だから、独占し、優しくできない
そんなことを思いました