2006年10月アーカイブ
成果をあげるということは非常に地道なことです。
結果だけを見れば、凄いことも一日一日の単位でみれば普通の人と大差はないでしょう。凄い人が卓越しているのは継続力と結果としての遂行力です。
3日坊主に悩む人は多いでしょう。
努力の方向を継続しなければならない状況づくりに向けてみてはいかがでしょうか
コーチは継続をする状況の一つです
他にも、恋人の励ましを受ける
目標を持つ
絶対に負けたくない相手と競争する
組織づくり、仕事のデザインのポイントはいかに継続できる状況を仕組みとしてつくりこむかにあります
かつてリクルートには、こんな社訓がありました
自ら機会を創り出し、機会によって自らを変えよ
意味するところは、人は環境から強く影響をうける。だったら、環境を自ら創り出せば良いではないか
というところなのだと思います
努力はしようと思ってできますが、集中すること、夢中になることは意識してはできません
環境を創ることで、集中・夢中になることが、成果をあげるポイントです

最終的に目指すゴールは
目的を共有し
目標達成に向けてお互いの才能を引き出しあい
一体感のある衆知創発の場
です
ここに向けて、まずは、経営者にインタビューをするところから始めます
経営者の意向を踏まえて、まずは、キーになるであろうメンバーにリサーチも兼ねてコーチングをします。テーマは目的を明確にすることです。この時点で組織の特徴や人間関係、経営者の思いがどれくらい浸透しているかがわかります
会社の中に起きることは、大半が経営者に由来することです。経営者が誰とどのように関わっているかで、メンバーが影響を受けます
会社が創造的な環境になる鍵は、情報発信とフィードバックです
それは、一人ひとりが自分との約束を守ることと他者との約束を守る事から成り立ちます
と題して日経新聞の創刊130周年イベントとして
日経エデュケーションチャレンジシンポジウム
が10月28日(月)に開催される
一般の社会人、子供を持つ親の方々や学生に集まっていただき、現在を担う大人たちが未来を担う子供たちに伝えるべきことは何なのか——有識者、企業人、高校生、大学生の皆様とともに考えていきます。
私はリーダーシップ開発の機会の一つとして、
総合学習の時間に自分を語るということに取り組んでいます。
学校で話すことが、リーダーシップ開発になるのは、3つの
理由があります。
一つは、冷静に状況を見て、柔軟に対応するということです。
彼らは正直です
大人と違って、おもしろくない話を黙って聞くということはありま
せん。すぐにざわざわとした雰囲気になってきます。
そうなると呼吸は浅くなって、早口になって、理解しにくくなって
きてと悪循環に陥ります。
相手の反応をよく見て、場合によっては、準備してきた内容を
その場で変えるような柔軟性も必要です。
もう一つは、社会に対して問題意識を持つ事です。
学校が社会の鏡です。
子供たちが将来に不安を持つのは、社会に問題があふれてい
るからです。何を見て、どんな不安を抱いているのかを感じる
ことで、ただ、会社の中で業績をあげているだけでは不十分で
仕事を通じて社会変革もしなければいけないという視点を得る
チャンスだと考えています。
社会に対して問題意識をもち、積極的に社会に参画するよう
になってこそ、リーダーではないでしょうか?会社の中で評価
されるだけでなく、社会の中で評価されて、初めて世の中を
動かすような何かをすることができる。
3番目が、語るために自分の整理ができるということです
自分は、これから社会に出る人たちに何を語りたいのか?
自分とは何か?
会社や役職を除いたら自分に何が残るのか?
ということを考える機会になります。
学校で話すということは、なかなか良いリーダーシップ開発
の機会なのです。
私がいわゆるコーチングというものを始めたのは
1999年の日本で初めてのカンファレンスがあった
時からでした。
きっかけは、地下鉄でAERA中吊り広告を見て、
なんとなく気になって売店で買って、席に戻ったら
活躍しているOBということで、PHPから丁度本を
出したばかりの榎本さんが紹介されていた。
そして、その週末がカンファレンスで、本をすぐに
買って読んで、榎本さんに連絡をして新橋で話を
聞いて、カンファレンスにも参加して、通訳付きで
その場でゴールドスミスさんのコーチングを受けて
これを仕事にしようと思うに至りました。
もともと、大学のボート部のコーチをしていました
ので、メンバーとのやりとりに違和感はありません
でした。リクルートのコミュニケーションの風土は
コーチング的な要素が高かったと思います。
私の問題意識は研修だけでは風土を変えることは
難しいということでした。たとえば、「7つの習慣」と
いう研修を私は熱心にお客様にお勧めをしていました。
ものすごく感動して、感謝していただけるのですが、
習慣として定着をする人はわずかでした。頭でわか
るだけではなくて、行動が変わり、成果も変わるよう
にできないかと考えていました。
そんな時にコーチングに出会ったのです
「地獄の食事」という物語があります
正確な出元は不明ですが、東洋では箸で、西洋ではスプーンだったりと手段は違っても同じ目的が語られています。「蜘蛛の糸」とも同じです
それは、幸せは利己的な行動から利他的な行動に変わるところにあるということです。自分だけが食べたい、助かりたいと思ったら、食べられない、助からない。人に譲ることで、助け合うことで豊かになるという話です
誰もが知っているありきたりのメッセージです。母親が自分が食べなくても、子供にだけは食べさせてあげようとするような自然な行動です。にもかかわらず、世界中で似たような伝承があるのは何故でしょうか?
わかっていても、なかなかできないことだから、何とか伝えたいということなのでしょう
上は飢え
単なる変換ミスなのですが、結構、的を射ているかもしれない。人と比べて上だと思う気持ちが飢えを招くのではないか。上が富を独占していると思い、富を得ようと上を目指す
しかし、そこには飢えが待っている
ここでも、やはり、富は私たちの心の中にあるということが言えるのではないか。人に譲ることで、心に何か豊かなものが芽生える。その心の豊かさが私たち全体に影響を与えると私は考えています
それをCsikszentmihalyiはフロー体験と呼び Maslowは至高体験と呼びました。
ある人は、宇宙との一体感と表現し、恐れや時間の感覚
がなくなり、平和な気持ちになるといいます。時間を忘れて
一心不乱に取り組んだ時の感覚です
たとえば、学園祭や部活など、最初はうまくいかなかったの
が、最後にはみんなが一致団結して取り組んで、もう一回や
れといわれてもできないかもしれないというものです
Csikszentmihalyi、Maslowともにこの概念を偶然見つけ
ました。創造的な人を研究していて、共通して起きる現象
として、この心理状態を発見しました。私には、無我夢中
という言葉が受け入れやすいです
しかし、創造の鍵が無我夢中だとしても、なろうと思っても
なりません。無我夢中はなってしまうものなのです。言い換
えれば意識から無意識に切り替わることです。
子供が創造的なのは、意識の働きがまだ発達していない
ために、夢中になりやすいからです。人は学習して、予測
して、これは無理、やっても無駄と考えるようになります
失敗をして恥をかきたくない。失敗したくないと思うほどに、
動きはぎこちなくなり、うまくいかないという悪循環に陥り
予測通り失敗し、だから言ったじゃないとなる
この意識を断ち切ることが難しいのは、断ち切ろうと「意識」
するから断ち切れないということです。考えないと「考え」て
進めない。どうしたらいいのか?
それは
関係あるけれど、違うものに意識を集中させることです。
力を抜くためには、その前に思いっきり力を入れる。抜こ
うとしたら、抜けない。力を出したら、その後には抜ける。
つまり、予備動作に意識を集中することで、その次に来る
本動作では力の抜けた自然な動きができる
ある種の儀式にも見える予備動作を磨くことで、その後に
くる予測不能な無我夢中を引き出す。無意識が繰り出す
最高の動きを最も身近に体験できるという幸福を楽しみに
私たちの意識は、たんたんと入念な準備をする
楽しむとは、準備をしてきた人にだけ許される贅沢。
準備をしてきたら、後は、観客として、何が出てくるのかを
楽しみに待つということなのではないでしょうか
リクルートの人才輩出の仕組みとして、情報発信力を
取り上げたわけですが、世の中ではCGMとして、
会社の枠を越えて常識になりつつあります。
エントリーの結びで
情報発信をする最大の動機は
情報を発信する人のところに人が集まり、情報が集まる
ということでした
と書いたのですが
自分の意見に他の人が影響を受け、他の人の意見に
自分も影響を受ける。そのプロセスを通じて、意見の
流れができてゆくわけです。
リクルートにおけるリーダーは
自分が、どこかの会社で試した新しい採用の方法を
仮説とセットで発信する。
他の人がその仮説を改良してさらに試す。
引用が多い仮説には注目が集まり、その仮説を発表
した人がリーダーとして認められてゆく
リーダーの選ばれ方として、経営から役職アサイン
されるのではなく、すでに、多くの支持者がいて、
経営は追加で承認するにすぎない
ノーベル賞の田中さんのように、会社の中では評価
されていなかったのに社外の評価によって、ずっと
仕事がしやすくなった人もいます
ヤマハの光るギターのように開発のGOが出ないの
で「たのみこむ」を使って、顧客の声を集めて
承認をとる
というような事をもっと少ないコストで、自分で実現
できるということだ。これは、失敗のリスクを下げて
いるという事でもある。
ネット空間で自分のアイディアをまずは、CGM的に
世に問うていけるということだ。
もっともベーシックなツールである「ありえる」を紹介します。

このシートは単純だけれどもやってみると結構、効果があります。違いはどこにあるのかというと、こちらの通常の問題解決の形と比較してみましょう

マネジメントや問題解決でこういった図をよく見かけます。目標を明確にして、達成するためのTODOリストを作成し、優先順位をつけて取り組んでゆきます。しかし、この考え方では、目的を考えるステップが抜けてしまいます。目的を考えることなく、問題解決ばかりしているとやることに追われて、充実感を味わうことなく、義務感で仕事に取り組むことになってしまうのではないでしょうか
仕事え充実感を得る一つの方法が目的を明確にすることです
「ありえる」の左上は
「何のために、それをするのか」いったい、「誰の何になぜ役立とうとしているのか?」を明確にする目的の領域です
目的を明確にする理由はもう一つあります。手段の評価をして、他に方法があるのではないかと探求するためです。良い仕事をしようと思ったら、もっと他に良い方法があるのではないかといつも手段を模索する必要があります。しかし、目的が明確でなければ、一つ浮かんだアイディアを実行して満足してしまうことが少なくありません。時間に追われているようなら、なおさらです
左下は「あるもの・ないものを整理する」現状の領域です
現状が見えていない人もいます。納期とやることに追われて、とにかく何かをしなければと焦ります。それでは、仕事は生活費を得るための苦役になりはててしまいます
頑張っている割には、成果があがらず、充実感がないと感じたら、右(目標・手段)にばかり意識が向いて、左側(現状・目的)が疎かになっていないか見直してみましょう
右上は「得たい結果をイメージする」目標の領域です
目標と目的の区別がつかない人が多いようですが、ここでは目標は終わりの定義とします
成功であれ失敗であれ、結果を得るためには終わらせなければなりません。仕事が楽しくなるためには、終わったという達成感が必要です。終わりをはっきりさせなければ、だらだらと際限なく残業しかねません。メリハリがなければ、全力を尽くすことを継続をすることはできません
右下は方法の領域です。この状況は、過去に経験したこと、事例と似ていないか、「類推し、試行錯誤し、やりきります」
現状から目標の状態に変化させるために方法に知恵を絞ります。決まり切ったやり方だけでなく、もっと早く、高い質を安くできないか。知恵は時間やコストの制約の中でやむにやまれず苦し紛れにふと表れるもの
これら、現状(あるもの~)目的(りゆう~)目標(えたい~)手段(るいすい~)というサイクルに「ありえないをありえるに」という意思を込めたものが「ありえる」です
さて、「ありえる」は書き続けるにつれて価値が増してきます

毎日のありえる(現状・目的・手段・目標)を5~7日分重ねると週間計画になります。
毎日、毎日の結果の積み重ねだということが実感できるのではないでしょうか?
最初はイメージがわかなくても、1週間分を振り返ってみれば、次の週の目標を立てる手がかりになる
それ以上に価値があるのは、繰り返し表れる「パターン」を発見することです。それは、別の項に譲ることにします
人生が自分自身になる(自己実現)旅だとしたら、障害は何でしょう?
言葉遊びに聞こえるかもしれませんが、自分ではないものになろうとすることではないでしょうか
自分を見下した人を見返すために、成功したり金持ちになる
世間体が良いから、大企業に就職する
競争に有利だから、良い学校に入る
外の基準に合わせることで、どれほど自分の基準をないがしろにしていることか
創造性を発揮することはこの基準を変えることです
創造性のポイントは要素を組み合わせて、どちらの性質も持たない新しい価値をつくることにあります。それは、水素と酸素の化合物である水が水素の性質も酸素の性質も持たないというようなものです
世間の基準では劣っていると見られている事も組み合わせによっては、すばらしい価値を生み出す時がある。人と較べて羨んだり、蔑んだりするより、どう組み合わせると新しい価値がうまれるかを想像した方が良い
ココファームはその好例だと思う
ココファームは障害を持たれた方たちが自立するための農場です。ココファームは自分たちでつくるワインのすばらしさのおかげで、寄付や支援に頼らず自分達の力でまかなっています。それは2つの不利な要素の相乗効果によるものなのです
ココファームは特殊学級の先生をされていた川田さんが「特殊学級を卒業した子どもたちの二割は社会で仕事に就けない。彼らと一緒にここで働きながら暮らしたら楽しいだろうな」という思いから私財をなげうって開かれました
わずかな資金で買えた土地は急斜面だった。けれど、ブドウの栽培には良かった。「ルミアージュ」というシャンパンの品質を決める重要だが単調なプロセスがある。普通の人なら飽きてしまう作業を障害のある方達は手抜きなしに忠実にやりきることができる
ルミアージュというプロセスは気の遠くなるような時間のかかる作業です。なにしろ、毎日少しずつ揺らしながら回し、5~6週間かけて瓶の角度を斜め下向きから逆さまにした状態にまでもってゆき、瓶の口にシャンパンの二次発酵の過程でできる不純物を集める。つまり、40日かけて瓶をひっくり返すのです。毎日180÷40=4.5度ずつ瓶を揺らしながら傾ける。そうすることで、不純物だけが重力で落ちて、うまみが残ります
工業化された過程であれば、機械で濾過してしまうところでしょう。それでは、出せない味があるのです。結果、沖縄サミットの晩餐用として田崎氏に選ばれ、フランス大統領をうならせたのです
無駄なものは何一つない。価値ある組み合わせを発見されるのを待っているだけ。そう考えると、世の中の見方が変わりませんか?だとしたら、自分以外の何かになろうとすることは、間違った努力だとは思われませんか
私たちの責任は、まず、自分自身であること。自分自身を表現して他の人に知られること。ありのままを組み合わせて相乗効果を発見することを失敗にめげることなく地道に継続することにあるのではないでしょうか?
この物語にも、川田先生の子供たちへの献身。それに応えた生徒や父兄。その関係に共感したカリフォルニアからの醸造技術者との絆。自立するために全員が自分の役割に全力を尽くした一体感があったように思われます
今日は、営業のエージェントをお願いしよう
として、友人を介してある人物にお会いしました。
彼は神田さんの「成功者の告白」に出てくる
ような問題に対処できるなら営業できますよ
と言われた。
絶対とは言えないけれど対処できると思う。
なぜならば、自分の家がそうで、自分自身も
そういう目にあったから。神崎さんの娘さんの
ように親の代わりに命を落とすことはなかった
けれど、一度は死にそうにはなった。
一時は、羽振りの良かった事業も経営者同士
の意見の不一致から、簡単に崩壊して、今ま
で周囲にいた人たちはあっという間にいなく
なるという様を見た。
だから、今まで、人の創造性を引き出す、全員
がリーダーの最強の組織を研究してきたのです。
そして、たどり着いたのが、喜楽利考房でした。
喜楽利考房は仕事を通じて癒される方法です。
困っている人に貢献する事によって、自分自身も
救うわれるという仕組みです。
そのコンセプトは、献身、絆、無我夢中です。
つまり、他者の立場に立って悲しみ、怒り、
嫌だ(悲怒嫌:ひどい)という感情に触れます。
悲怒嫌が喜楽利(きらり:相手が喜んでくれて、
自分も楽しく、社会全体の利益になること)に
なるために、悪循環を発見します
そこには、どのような矛盾・制約があり、それゆ
えにどうすることもできず、悪循環に陥っている
のかという事を観察します
その悪循環は、自分にもあることに気づきます。
そのことを冷静に見て気づけるのが、当事者では
ない強みです。悪循環の全体像が把握できたら
悪循環を食い止め、好循環に変えるかもしれない、
愚直な方法を、自分がもっている知識や技術と仲
間のものを組み合わせて、無我夢中になって開発
するのが喜楽利考房です
その意味するところは何か?
神田さんも触れていますが、物事には、全て
光と影がある。
自動車は便利だけれど、酒を飲んで運転した
り、スピードを出せば凶器になる。
酒は、気持ちを和らげて、人と人の輪を取り
持つこともあるが、度が過ぎれば依存症にも
なるし、暴力をふるったり人に迷惑をかける
事にもなる。
自動車や酒が問題なのではなく、人間の心の
問題です。
悪循環の難しいところは、最初に止めておけば
それほど大きな問題なのに、勢いがつくと一人
では止められないというところです。
おそらく、初めて酒を飲んで運転する時には、
どきどきしたでしょう。しかし、「あ、大丈夫じゃん、
自分は特別なんだ」となれば、大事故が起きる
まで止めることはできません
成功には傲慢が表裏一体になって存在してい
ます。多くの人の助けがあったからこそと思うか、
自分は特別だからと思うか。
私たちは、多かれ少なかれどこか不安で、劣等
感や孤独におびえています。その恐れが、お金
や権力に対する執着を生むと言われています。
ところで、この不安の正体は何なのか?
保護者との分離不安と言葉による分離不安
だと言われています。
私たちは、全てまったく無力な存在としてこ
の世に生を受け、誰かの保護なしに3日と生
きてゆくことはできません。
いかに親の愛が深くとも、どこかに、生きる
ために不本意ながら、保護者に見捨てられな
いように、「無意識」のうちに自分の欲求を
抑圧してきている。
分離の不安があるということに気づき、それは、
小さな子供の頃のことで、今は大丈夫と納得
できないと原因のわからない恐れに自分が
動かされてしまいます。
分離不安は、人間が他の動物と決定的に違う
道具である「言葉」の影です。
言語によって思考が生まれ、「私」という概念が
できたせいで、人間は自然と分離しました。
自分と保護者の気に入る存在を演じる自我と
本来のありのままの自己に分離したのです。
気に入られるために、自分は他者より優れてい
るんだと考えようとします。
つまり、言葉という便利な道具が
動物が持たない、
自分とは何か?
自分は何のために生まれてきたのか?
自分はどこから来て、どこにゆくのか?
という分離の不安をもたらしたのです。
その解決策として宗教、哲学と芸術が
考え出されたのだそうです。
しかし、さらにその宗教が持つ信仰という
影が紛争の原因になり、どんな手段をつくり
だしても、影はついてきてしまいます。
光だけというわけにはいかない。
影を忌み嫌って避ける事はできない。
光が明るく眩ければ、影も濃く深い。
その影を受け入れるだけの心の広さ、強さが
なければ、逆に影にのまれてしまう。
心の広さ、強さに見合った影=光に留めなけ
れば、いずれ破綻してしまうのです。自分の
姿を映してくれる鏡=仲間との絆を持ちうる
ならば、受け入れられる影は大きくできます。
しかし、ほとんどの人は、自分の弱さと向き
合うのではなく、嘆いて何かに逃げ込む、
あるいは他者を攻撃しようとします。
起業家には、成功さえすればと仕事に逃げ込
んだ人が少なくない。そして、やっかいなの
は過度な攻撃性を発揮してしまうこと。競争
場面では、それがプラスに働くことが少なく
ない。
自分の思い通りになる時、忘れていた「我慢」
が解放されて傲慢さが顔を出してしまう。傲慢
さから出た強引な方法で結果を出す一方で、
その犠牲になる人が出てくる。
自分は誰よりも努力をした。犠牲になってい
る人は努力が足りなかったとその犠牲を正当
化します。そして、犠牲になる側も自分は努力
をせずに結果を得ようと傲慢を許容してしまう。
多くの組織がこうやって栄え、滅びていった
ことは歴史が示すとおりです。
この間違いを正すための人類の知恵があります。
物語です
この本の中では、ジョセフキャンベルが紹介
されています。彼の授業を受けたジョージ
ルーカスが描いた物語はスターウォーズは空
前のヒットになることで一般の人にも広く知られ
ることになりました。
物語が繰り返し伝えようとしていることは何か。
スターウォーズの中に、典型的に描かれてい
ます。
物語の中には英雄が影に飲み込まれるパター
ンが描かれると同時に処方箋も示されていま
す。それは、何か?
答えは自分の中にあって、それは、全てを手
放す事によって得られるという事です。
スターウォーズのアナキン(ベーダー)は、
まさしく、力のダークサイドに落ちて家族を
失った人です。
他にも、ぱっと思いつくところで
ゲド戦記
ラストサムライ
グッドウィルハンティング
ジョセフキャンベルの神話研究に先鞭をつけ
たのはユングでした。ユングは世界の物語の
共通性を見つけ、それは、人々の集合無意識
が作家に物語を書かせるのだという仮説をも
ちました。そのユングの提唱した概念の一つ
が「影」です。
多くの物語は、大いなる大義のために、仲間
とともに旅に出て、命を賭けて奮闘します。
そして、得たはずの宝を放棄して、本当に大
切なものは「自分自身」であったと気づきま
す。つまり、本当の宝は自分自身の中にあっ
たという結論です。
旅に出なくても良さそうなものですが、心と
体を試練にさらし、光を受け入れるだけの心
の広さと強さを獲得しなければいけないので
しょう。その旅のキーワードが冒頭の献身と
絆と無我夢中なのです。
ここから先は事業の目的に触れたとおりです。
ベンチャー、オーナー企業を問わず、経営者の思いつきに
振り回されるケースは少なくない。
経営者に、よくよく確認してみると、実は
よくわかっていなくて、話しながら明確に
なってくることが少なくない。
だから、率直に質問して曖昧な点を明確にし
ていくことはかえって親切だったりする。
経営者は、質問がなければ、わかったものだ
と解釈して、結果はすぐにもたらされるもの
だと期待しているのに、結局、全然進展して
いないので、腹が立って叱責すると、ますま
す萎縮して質問しなくなってしまう。
とはいえ、経営者に対して部下から「何のた
めに?」と目的を聴くことはかなり勇気がいる。
経営者も質問を反抗と受け取らないだけの鷹
揚さと部下の側もさりげなく話す気遣いが求
められる。最終的には風土の問題になる。
最初は、どうしても、通訳的につなぎ役にな
る人間が必要になる。経営者の意図をつかみ、
理解をしていないのに、「わかりました」と
言わせないように問いかけの見本を繰り返し
見せることで会話の仕方を学んでもらう。
私がつくりたいと思っている全員がリーダーの組織に
必要不可欠なものは情報共有です。
しかし、
情報共有はうまくいかないものの一つでしょう。
うまくいかない理由は複雑で深いものがあります。
思いつくままにあげてみれば
書く時間がない
何を書いて良いかわからない
書き方がわからない
書いたものが読まれない
読んでもわからない
事実と解釈が混在している
問題意識をもって情報収集していない
他には、守秘義務がというものもあるでしょう
情報共有をするためには、
まず、情報発信する必要があります。
情報発信をするためには、情報収集している必要があります
情報収集をするためには問題意識が必要です
せっかく情報を集めても、整理をして理解しやすく表現
できなければいけません
しかも、短時間にです
これは結構難しいことで、相当に訓練をする必要があります
個人が情報発信をするインターネット時代において、発信力
の重要性はますます高まることでしょう
下記の図は、それをできるようになるための仕組みとして
リクルートの例をあげました
毎日の積み重ねが最も重要なわけですが
そのために、週間、月間、年間・・・と積み重ねています
節目節目に賞賛、表彰、叱責を入れることで、継続でき
るようにしています。
今後、何度か出てきますが、成果をあげるということは
基本行動の積み重ねです。ごくまれに、自分で決めた
ことを継続できる人がいます。大半の人は、継続しなけ
ればならない状況があればできる人です。
ですから、組織づくり、仕事のデザインのポイントは
いかに継続できる状況を仕組みとしてつくりこむかなのです
リクルートのかつての社訓
自ら機会を創り出し、機会によって自らを変えよ
の本質だと私は理解しています
情報発信をする最大の動機は
情報を発信する人のところに人が集まり、情報が集まる
ということでした
Movable Typeを使ってみました

